Wicketのクイックスタート(Tomcat & EclipseWTPで起動編)

Wicketのサンプルプロジェクトをクイックスタートする手順です。

mesolabs.comの「Wicketプロジェクトはたった一行のコマンドで始められる」をみて、ちょいと試したのですが、
サーバがJettyだったので、Tomcatで動かすためにちょいと手順を変えました。

ビルドはmaven2を使用します。
maven2により、関連するライブラリ等全て自動的にダウンロード・配置してくれます。

サーバはTomcat5.5を使い、Eclipseで開発することを前提に。
(ただし、Tomcat,Eclipseのインストールは省略)



1.maven2をインストール

以下よりダウンロード・解凍。
http://maven.apache.org/download.html

2.環境パス設定

maven-2.0フォルダ以下のbinへのパスを、OSの環境変数 PATH に設定。

3.Eclipse に変数 M2_REPO を定義する

mvn eclipse:add-maven-repo -Declipse.workspace=<Eclipseワークスペースへのパス>

上記をコマンドから実行した上で、
Eclipse のメニューで [Window] -> [Preferences...] を選択。
[Java] -> [Build Path] -> [Classpath Variables] を選択。
Name には 「M2_REPO」、Path にはローカルリポジトリのパスを指定

4.以下、コマンド実行

mvn archetype:create -DarchetypeGroupId=org.apache.wicket -DarchetypeArtifactId=wicket-archetype-quickstart -DarchetypeVersion=1.3.0-rc1 -DgroupId=foo.bar -DartifactId=hogehoge

と入力。foo.barはパッケージ名、hogehogeはプロジェクト名に置き換える。

5.pom.xmlコンパイルするJavaのバージョンを追記(これしないと、コンパイルのバージョンが違うとかなんかエラーはく)

<project>
・・・・・
<build>
  <plugins>
    <plugin>
	<groupId>org.apache.maven.plugins</groupId>
	<artifactId>maven-compiler-plugin</artifactId>
		<configuration>
			<source>1.5</source>
			<target>1.5</target>
		</configuration>
     </plugin>
   </plugins>
</build>
・・・・・
</project>

6.EclipseWTPプロジェクトを作成

以下をコマンドで実行

mvn -Dwtpversion=1.5 eclipse:eclipse
(WTPのバージョンが1.5の場合)

7.Eclipseにインポート

インポート→既存プロジェクトをワークスペースへ→hogehogeフォルダを指定

8.実行

作成されたプロジェクトを右クリック→実行→サーバで実行→ローカルのTomcatサーバを指定して実行!